緑のことを体感、イベント・講習会にも無料で参加できる福岡県久留米市田主丸の緑化公園

園内を散策する

walk

福岡県緑化センター,園の見どころ

本館周辺 アプローチ ツバキ・ツツジ見本園 サクラ見本園 モデル庭園 芝生広場 日本庭園周辺 アロマ展示林 薬草薬木見本園 花木園 生垣見本園 樹木見本園 温室とその周辺 照葉樹見本園 ウメ見本園 薫の小みち 実のなる小みち グランドカバー見本園 四季の花木園 茶庭 落葉樹見本園 タケ・ササ見本園 石けんの社 駐車場

ウォーキングコースが出来ました!

詳しくはこちら→ウォーキングコースのご案内

①本館周辺

画像:ツツジのピンクと青空とのコントラストが美しい
ツツジのピンクと青空とのコントラストが美しい
画像:本館前より芝生広場を眺めた風景
本館前より芝生広場を眺めた風景
画像:4~6月に黄緑色の小さな花がつく。
シナヒイラギ(モチノキ科)
ヒイラギはモクセイ科だが、シナヒイラギやセイヨウヒイラギはモチノキ科。
常緑小高木。葉は互生。4~6月に黄緑色の小さな花がつく。11~12月ごろ、直径約1㎝の赤い実がつく。
画像:ナンテンのような赤い実はならない
オタフクナンテン(メギ科)
常緑低木。寒くなると赤く紅葉する。ナンテンのような赤い実はならない。
画像:>コブシ(モクレン科)
コブシ(モクレン科)
落葉高木。葉は互生。
3月に葉に先立って香りのよい白色の花をつける。
開花すると同時に一枚の葉をつける。
写真は10月。この果実を握りこぶしに見立てたのが名前の由来。
果実は少しずつ赤くなって最後は黒褐色になる。
 

②アプローチ

画像:マテバシイ(ブナ科)
マテバシイ(ブナ科)
常緑高木。葉は互生。花期は6月。雄花、雌花共に淡黄色で、穂状になって斜めに立ち上がる。
大きめのドングリは翌年の秋に実る。
画像:モミジバフウ(マンサク科)
モミジバフウ(マンサク科)
落葉高木。葉は互生。フウの葉が3裂するのに対し、5~7裂してモミジの葉に似ているためモミジバフウの名がついた。別名アメリカフウ。
画像:ホルトノキ(ホルトノキ科)
ホルトノキ(ホルトノキ科)
常緑高木。葉は互生。花期は7~8月。
11月から2月にオリーブに良く似た楕円形の果実が黒く熟す。
葉がヤマモモに似ているが、常緑の葉と一緒に赤く紅葉した古い葉がつくので見分けがつく。
画像:メタセコイヤ(スギ科)
メタセコイヤ(スギ科)
落葉高木。葉は対生。
大昔に絶滅した化石植物と思われていたが、1945年に中国四川省で発見された。
「生きた化石」として、公園や街路樹として植えられている。
葉は秋になると赤褐色に紅葉する。
円錐形の樹形が美しい。
 

③サクラ園

画像:サクラ類(バラ科)

サクラ類(バラ科)

ソメイヨシノ、オオシマザクラ、サトザクラ等。落葉高木。葉は互生。
品種によって葉、花、幹等に違いがある。
オオシマザクラは葉にサクラ独特の甘い香りがあり、桜餅を包むのに若葉の塩漬けしたものを使っている。
ソメイヨシノの葉には香りはほとんどない。
当センターの見ごろは3月下旬。

画像:ラクウショウ(スギ科)

ラクウショウ(スギ科)

落葉高木。葉は互生。
樹皮は赤褐色で薄くはがれる。
原産地では沼地などに生える木で、そのような場所では木の周囲の地面に膝根(しっこん)と呼ばれる。呼吸根を生やす。
和名のラクウショウは「落羽松」と書き、側枝に生えた葉が、秋にその側枝ごと落葉する
ことに由来している。ヌマスギともいう。

 

④ツバキ・ツツジ見本園

画像:
ツツジ見本園のモミジ
画像:ツツジ類(ツツジ科)

ツツジ類(ツツジ科)

常緑低木。当センターの見ごろは4月下旬から5月中旬。
●サタツツジ:小型常緑性ツツジ。花数多い。枝の先に多数の花がつく複芽をつける。丸みのある葉をもつ。クルメツツジの母体。
●ケラマツツジ:大型常緑性ツツジ。花は大輪。葉は濃緑色。南国的。外来のケラマツツジが日本産のキシツツジやモチツツジと交雑して、たくさんの変異が生じた。その中の一つがヒラドツツジ。
サツキはツツジの中の一種。
ツツジは4月、サツキは5月が中心といった開花期の違いを参考に見分ける。

画像:ハナショウブ(アヤメ科)

ハナショウブ(アヤメ科)

耐寒性多年草。宿根草。当センターのハナショウブは5月下旬から6月上旬が見ごろ。
アヤメが乾燥に強いのに比べ、ハナショウブは湿性地を好む。
ハナショウブを含むアヤメの仲間は、花の咲いた茎の両脇に小苗ができており、それが来年に花をつけるので、花の終わった茎は花後すぐに根元より切り取って、若苗に十分日を当ててやることが大事。

画像:シラカシ(ブナ科)

シラカシ(ブナ科)

常緑高木。葉は互生。樹皮は灰黒色。葉は狭長楕円形。
葉の裏は灰緑色で、ウラジロガシ(葉の裏が白灰色)と区別できる。
材の色がアカガシに比べて淡いのでシラカシと呼ばれる。

 

⑤日本庭園周辺

画像:日本庭園の池にうかぶスイレン
日本庭園の池にうかぶスイレン。スイレンは5月から9月ごろまで見られるが、6月頃のアジサイとのコントラストが美しい。
画像:セイヨウシャクナゲ(ツツジ科)
セイヨウシャクナゲ(ツツジ科)シャクナゲとはツツジ科ツツジ属の常緑低木数種の総称。
広くはセイヨウシャクナゲおよびその園芸品種なども含むが、狭義にはアズマシャクナゲおよび西日本のツクシシャクナゲを指す。後者のシャクナゲは夏の日差しや乾燥に弱いため、管理が難しい。セイヨウシャクナゲとは、特に西欧で、アジア等のシャクナゲ野生種を改良した、常緑で赤、紫、ピンク、黄等多彩で豪華な大輪の花を枝先に咲かせる品種群を総称した名である。当センターの花はピンクで、5月中旬頃が見頃。
在来のツクシシャクナゲより一般に栽培しやすく日陰の庭の花として植えることができる。
 

⑥芝生広場

画像:毎年10月頃、緑(もしくは紅葉)の中で音楽会を開催している
毎年10月頃、緑(もしくは紅葉)の中で音楽会を開催している
画像:全体に紅葉した秋晴れの日は美しい
全体に紅葉した秋晴れの日は美しい
画像:トウカエデ(カエデ科)
トウカエデ(カエデ科)
落葉高木。葉は対生。
原産は中国東南部と台湾であるため、「唐楓」と呼ばれる。
サンカクカエデとも呼ばれるように、葉の形が3浅裂した倒卵形である。
画像:ブラシノキ(フトモモ科)
ブラシノキ(フトモモ科)
見ごろは5月から6月上旬。
枝先に固まって咲く花から長い雄しべが突き出し、びんを洗うブラシに見えることが名前の由来。他にキンポウジュ、マキバブラシノキなどの呼び方がある。
画像:
センぺルセコイヤ(スギ科)
世界の大木の一つだが、当センターでは大きくなりすぎないよう管理している。
メタセコイヤと似た名前だが、こちらは常緑高木である。葉は対生。
一見、不格好に見えるが、つとめてこれが自然な樹形でもある。
生長が早く、50年で25mになるといわれる。
画像:カンレンボク(オオギリ科)
カンレンボク(オオギリ科)
落葉高木。葉は互生。別名キジュ(喜寿)。
樹皮は灰白色でなめらか。葉身は楕円状卵形または長楕円形。
8月頃、淡緑黄色で5片の花が集まった球形の頭状花序をつくる。徐々に黄色
になっていき、1月頃には褐色になりばらける。
 

⑦モデル庭園

 

平成18年度より、毎年モデル庭園を展示している。(写真は28年度)
写真は樹木アートの古賀隆博氏と草花アートの栗木トシ子氏の合作「蝶の舞」。
偏平に剪定した一文字仕立てのオブジェ。
狭い場所でも場所をとらず、両面を刈り取りするだけの手間いらず。
あなたのお庭の一部に取り入れてみませんか?

 

⑧薬草薬木見本園

画像:ミツバアケビ(アケビ科)
ミツバアケビ(アケビ科)
アケビが5枚の小葉からなる掌状複葉であるのに対し、これは3枚の葉からなる。
果実はアケビ同様食べられる。アケビには利尿作用、抗炎症作用があるという。
画像:ビワ(バラ科)
ビワ(バラ科)
常緑高木。葉は互生。
ビワの葉にはサポニン、アミグダリン、ビタミンB1、タンニンなどを含み、他の生薬と配合して鎮咳、去痰、健胃などに用いられる。
画像:クコ(ナス科)
クコ(ナス科)
写真はクコの実。
若葉は山菜として食用したり、血圧低下作用を期待しお茶として食すことも。
果実は血圧、血糖低下作用があるという。
画像:ボケ(バラ科)
ボケ(バラ科)
写真はボケの実。花期は4~5月頃。
ボケの果実は7~8月頃、黄色に熟し、砂糖漬けや果実酒として利用されている。
疲労回復に効くとされている。
画像:
ムベ(アケビ科)
つる性常緑樹。葉は互生。
果実を食すほか、茎や根にも強心剤や利尿剤としての効果があるといわれる。
画像:メグスリノキ(カエデ科)
メグスリノキ(カエデ科)
落葉高木。葉は対生。
民間療法で樹皮の煎じ汁を目の洗浄に用いたことが名前の由来。
葉は小葉3枚からなる三出複葉。紅葉が美しい。
 

⑨花木園

画像:アメリカザイフリボク(バラ科)
アメリカザイフリボク(バラ科)
落葉小高木。葉は互生。
4月頃枝先に白い花が密集して咲く。
果実は黒紫色~赤紫色で、6月ごろたくさんついている。
別名ジューンベリー。
画像:ムクゲ(アオイ科)
ムクゲ(アオイ科)
落葉低木。葉は互生。
花は一日でしおれるが、次々に咲き続けるので、長く美しさを楽しめる。
当センターでは6月~9月頃まで美しい花を咲かせる。
画像:ヒメウツギ(ユキノシタ科)
ヒメウツギ(ユキノシタ科)
落葉低木。葉は対生。
4月下旬から5月、狭い円錐花序を出し、1~1.5㎝の白い花を多数つける。
 

⑩落葉樹見本園

画像:センダン(センダン科)
センダン(センダン科)
落葉高木。葉は互生。
写真は初冬に実をつけているところ。5~6月には淡紫色の花を多数つける。
生長が早く、かなりの大木になる。和名は「センダマ(千珠)」の意味で、実の付き方が数珠を連ねているように見えることからきたという説がある。
画像:トチノキ(トチノキ科)
トチノキ(トチノキ科)
落葉高木。葉は対生。
葉は5~9枚の小葉からなる掌状複葉。
十分な灰汁抜きをして栃もちなどに利用される。(写真はトチの実)
画像:ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)
画像:落葉高木。葉は対生
ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) (モクセイ科)
落葉高木。葉は対生。葉身は楕円形または広円形。
樹皮には縦に割れ目がはいる。
当センターには現在落葉樹見本園のほか、四季の花木園(冬のゾーン)にもある。
5月の連休のころには、白く芳香のある花を美しく咲かせる。
別名のナンジャモンジャは本種の名前がわからないために、そう呼んでいたという。
 

⑪グランドカバー見本園

画像:ツルマサキ(ニシキギ科)
ツルマサキ(ニシキギ科)
つる性常緑樹。
世界中で鉢物やグランドカバーとして栽培されている。
性質は丈夫で栽培が容易。
画像:ヤブラン(ユリ科、スズラン科の説あり)
ヤブラン(ユリ科)
常緑性で樹林の下草として群生する。初秋の頃に葉の間から花茎をのばし、紫色の小花を多数つける。写真は実(12月)。耐寒性もあり丈夫。
画像:ニシキテイカカズラ(キョウチクトウ科)
ニシキテイカカズラ(キョウチクトウ科)
つる性常緑樹。
白色のちに淡黄色の甘い香りの花を5月ごろ咲かせる。
江戸時代から栽培され、園芸品種も多い。
 

⑫実のなる小路

画像:オリーブ(モクセイ科)
オリーブ(モクセイ科)
常緑小高木~高木。樹皮は灰緑色。
5~7月、枝先に黄白色で香りのある小さな花を多数つける。
若い果実は塩づけ、熟した果実はオリーブ油として利用される。
画像:ホソグミ(グミ科)
ホソグミ(グミ科)
常緑低木。樹皮は灰褐色で割れ目が入り、縦に長く紐状に剥離する。
葉は披鉢形から長楕円形。くすんだ灰緑色。初夏に内側が黄色、外側が銀白色の花を咲かせる。別名ロシアンオリーブ。
画像:ダイオウグミ(グミ科)
ダイオウグミ(グミ科)
落葉低木。葉は互生、対生さまざま。
当センターのグミはダイオウグミ(ビックリグミ)で、5月頃大きい実をつける。
画像:シャシャンボ(ツツジ科)
シャシャンボ(ツツジ科)
常緑低木~小高木。7月ごろ白色の花が咲く。写真は12月上旬。シャシャンポともいう。
画像:ラズベリー(バラ科)
ラズベリー(バラ科)
キイチゴ属ラズベリー。落葉低木。花は白色。花後、小核果が集まって一つの果実を作る。
果実の色は紅、黒紫など。酸味が強い。
 

⑬四季の花木園

◎春の花木園

アセビ、アメリカザイフリボク、オオデマリ、サンシュユ、サトザクラ、オオサカフユザクラ、オカメザクラ、カワズザクラ、コデマリ、シデコブシ、モクレン、クルメツツジ、ドウダンツツジ、ハナカイドウ、ハナズオウ、ヒトツバタゴ、マンサク、ハクモクレン、モモ、ライラック、、リキュウバイ、レンギョウなど

◎夏の花木園

アメリカリョウブ、ウツギ、カシワバアジサイ、キョウチクトウ、キンシバイ、サルスベリ、シモツケ、フヨウ、スモークツリー、タニウツギ、ヒメシャラ、ブラシノキ、ムクゲ、ヤマボウシなど

◎秋の花木園

イロハモミジ、ガマズミ、ギンモクセイ、サザンカ、ニシキギ、ハギ、ツリバナ、マユミ、ムラサキシキブなど

◎冬の花木園

ウメ、オウバイ、センリョウ、ツバキ、ナンテン、ヒイラギ、ヒイラギナンテン、ピラカンサ、マンサク、ロウバイなど

画像:アセビ
画像:ウツギ
画像:ハナズオウ
画像:サンシュユ
画像:スモークツリー
画像:サルスベリ
画像:ウツギ
画像:マンサク
 

⑭薫の小路

画像:クチナシ(アカネ科)
クチナシ(アカネ科)
常緑低木。葉は対生。
6月ごろ強い芳香のある白い花をつけ、あたりに良い香りが漂う。
写真は12月上旬に撮影したクチナシの実。
果実はラーメン、きんとんなどの黄色の着色料として用いられる。
その他漢方や食用染料としても使われている。
画像:バイカウツギ(ユキノシタ科)
バイカウツギ(ユキノシタ科)
落葉低木。葉は対生。ウツギとは別属のバイカウツギ属。
ウツギ属は花弁や萼(がく)が5枚であるのに対し、バイカウツギ属は4枚。
花期は6~7月。花が梅の花を思わせることが梅花空木の名前の由来になっている。
 

⑮ウメ見本園

画像:クヌギ(ブナ科)
クヌギ(ブナ科)
落葉高木。葉は互生。
クヌギの名は全国で広く生育しているため「クヌギ(国木)」に由来するといわれている。
クヌギ林にはカブトムシやクワガタが産卵するため、9月には幼虫が腐葉を食べて成長していることが多い。成虫にとってクヌギの樹皮は爪がかかりやすいため、登りやすく、樹液は格好の食べ物といえる。
画像:ウメ類(バラ科)
ウメ類(バラ科)
落葉小高木。葉は互生。花期は2月。
ウメは福岡県の県木。ウメの園芸品種は多数ある。
前年枝の葉腋に紅色または白色で芳香のある花を1~3個つける。
 

⑯照葉樹見本園

画像:照葉樹見本園入口
照葉樹見本園入口
画像:バクチノキ(バラ科)
バクチノキ(バラ科)
常緑高木。葉は互生。葉は長さ10~20㎝と大型で鋸歯がある。
特徴的なのはその樹皮で、薄片になってはがれ、その後が赤みのある斑模様になる。
名前は樹皮がはがれる様子を、博打で負けて身ぐるみはがされるのに例えたもの。
画像:ヒメユズリハ(トウダイグサ科)
ヒメユズリハ(トウダイグサ科)
常緑高木。葉は互生。
ユズリハは葉が下向きに垂れるが、ヒメユズリハは葉が小さく、やや硬いので垂れ下がりはしない。ユズリハ属は若葉が伸びてから古い葉が落ちるので、親が成長した子にあとを譲るのに例えてめでたい木とされ、古くから正月の飾りに使われる。
 

⑰樹木見本園

画像:木漏れ日の中を散歩するのも気持ちいい
木漏れ日の中を散歩するのも気持ちいい
画像:ニシキギ(ニシキギ科)
ニシキギ(ニシキギ科)落葉小高木。葉は対生。和名は秋に美しく紅葉するため。
特徴的なのは枝にコルク質の4枚の翼が発達することで、この形が矢羽を思わせるため、古く「おにやがら」といい、鬼を退治するとされた。
画像:ハマボウ(アオイ科)
ハマボウ(アオイ科)落葉低木。葉は互生。和名は浜に生えるホオノキの意味。
海岸の沼地によく生え、花は夕方にはしぼむ一日花。
7月ごろ、柔らかい黄色の花をたくさんつけて、夏らしさを感じさせる。
秋に熟すと5裂して腎形の種子を多数出す。
画像:イロハモミジ(イロハカエデ)(カエデ科)
イロハモミジ(イロハカエデ)(カエデ科)落葉小高木~高木。葉は対生。
葉はほぼ円形で5~7裂し、掌状。和名は7裂する裂片を「いろはにほへと」と数えることに由来する。紅葉も美しいが、新緑も美しい。写真は7月上旬。
写真中央のオレンジ色のものが果実となる。翼果はほぼ水平に開き風に乗って運ばれる。
画像:シナサワグルミ(クルミ科)
シナサワグルミ(クルミ科)落葉高木。葉は互生。樹皮は灰褐色で縦に深くさけて剥がれる。
雄花序は長さ5~7㎝、雌花序は5~18㎝と長く、ともに垂れ下がる。
初夏の太陽に透きとおる緑が美しい。
 

⑱竹笹見本園

画像:
タケ、ササあわせて32種。タケとササの違いは、皮が早く落ちるものをタケ、長く残って幹を包むものをササと呼ぶ。オカメザサはササの名がついているが、日本特産のタケ。
この名は、浅草の酉の市でこのササにおかめの面をつけて売ったことに由来する。
 

⑲茶庭

画像:秋の「耳納の市」の際にはここでお茶会を催している
秋の「耳納の市」の際にはここでお茶会を催している
画像:コナラ(ブナ科)
コナラ(ブナ科)
落葉高木。葉は互生。樹皮は縦に不規則な割れ目が入り灰白色。紅葉が美しい。
落ち葉は燃料や堆肥に利用される。秋はドングリ拾いの園児や児童で賑わう。
コナラのナラの由来は「鳴る」であるとされ、風に揺れる葉が触れ合って音を出すことに基づくとされる。
画像:ドングリ拾いの園児や児童で賑わう
画像:常緑低木。葉は互生。
アマミヒイラギモチ(モチ科)
常緑低木。葉は互生。
赤く熟した果実が冬の庭に映える。
 

⑳生垣見本園

画像:イスノキ、サザンカ、セイヨウカナメモチ、ナンテン、フイリマサキ、ベニバナトキワマンサクなどの生垣が並ぶ。
イスノキ、サザンカ、セイヨウカナメモチ、ナンテン、フイリマサキ、ベニバナトキワマンサクなどの生垣が並ぶ。
 

21温室とその周辺

画像:
画像:ブーゲンビレア(オシロイバナ科)
ブーゲンビレア(オシロイバナ科)
常緑つる性小高木。生育適温は20度以上。
高温・乾燥を好むが、中には耐寒性のあるものもある。強剪定にも耐える。
画像:ハイビスカス(アオイ科)
ハイビスカス(アオイ科)
常緑低木。別名ブッソウゲ。
温度が確保できれば周年開花を楽しめる。
園芸品種が非常に多く、色や形など様々。
画像:フランドリア(パイナップル科)
フランドリア(パイナップル科)
常緑多年草。ネオレゲリア属。
ネオレゲリア属には葉を観賞する種類が多くある。
フランドリアは葉に黄白色の斑が覆輪状に入り、中央の葉の赤色が鮮やか。
画像:アメリカデイゴ(マメ科)
アメリカデイゴ(マメ科)
落葉低木。6~9月ごろ赤い花をつける。
鹿児島県の県木。アルゼンチン、ウルグアイの国花。別名海紅豆(かいこうず)。
画像:フヨウ(アオイ科)
フヨウ(アオイ科)
落葉低木。葉は互生。
ムクゲと同時期によく似た花をつけるが、葉がムクゲより大きいので見分けがつく。
 

22駐車場周辺

駐車場の中央緑地部分にはクスノキとケヤキがあります。
また北と南の周囲にはユリノキが並んでいます。

画像:クスノキ(クスノキ科)
クスノキ(クスノキ科)
常緑高木。葉は互生。樹皮は縦に細かく割れている。
葉は卵形あるいは楕円形。葉の表は緑色で光沢がある。
樹木全体に樟脳成分を含んでいるので、耐朽性や耐害虫性が高い。
画像:ケヤキ(ニレ科)
ケヤキ(ニレ科)
落葉大高木。葉は互生。樹皮は灰白色。老木では鱗片状になり剥がれる。
葉は狭卵形あるいは卵状楕円形。葉の表はざらざらする。
際立った木という意味の「けやけき木」からケヤキになったという説がある。
画像:ユリノキ(モクレン科)
ユリノキ(モクレン科)
落葉高木。葉は互生。樹皮は暗灰白色で、老木で縦に細かい割れ目を生じる。
葉は4ないし6裂。葉の表は緑色で光沢がある。
独特な葉の形を半纏(はんてん)に見立て、ハンテンボクともいう他、花の形がチューリップに似ていることから、チューリップツリーとも呼ばれる。花期は5月ごろ。
 

23アロマ展示林

緑センセラピー事業に係る樹木系精油活用方法の調査・研究の一環として、アロマ展示林を造成。
植栽されたのは、ギンバイカ(銀梅花・マートル)とウラジロモミとケクロモジ。
ウラジロモミやケクロモジは、本来もっと標高の高いところに育つ樹木ですが、香りのよい精油が採れるため、見本として少量展示しています。

画像:アロマ展示林
ギンバイカ等の樹木から、剪定枝を蒸留して精油を抽出していく過程を、多くの方に見学してもらい、植物の活用や自然のもたらす恵みについて体感できるようにと蒸留機のすぐ近くにアロマ展示林を作りました。
 

24石けんの杜

平成31年3月、緑化センターに石けんの杜ができました。
天皇陛下御在位30年記念として、巨瀬川幼稚園の子どもたちに記念植樹をしてもらいました。

画像:
記念植樹の様子
石けんの木というのは、ムクロジやサイカチ、エゴノキ、トチノキなどのこと。
それらの実にはサポニンという成分が多く含まれ、昔は石けんとして利用されていました。
ムクロジの実の皮を水と一緒に小瓶に入れて、シャカシャカふると泡立ちます。
子どもたちはキラキラした瞳で、こーんなすごい実がなる木を植えるのかぁ!と一生懸命植樹してくれました。
画像:サイカチ
サイカチ
落葉高木。(別名カワラフジノキ)
本州(中部以南)~九州の温帯の河原や谷沿いに自生。葉は1~2回偶数羽状複葉で幹や枝に枝が変形したとげがある。建築、器具材、薪炭材となり、若葉はゆでて食用になる。豆果はサポニンを含み薬用。とげは利尿、解毒剤として利用され、爽果は古くは洗濯に用いた。
画像:エゴノキ
エゴノキ(エゴノキ科)
落葉小高木~高木。(別名チシャノキ、ロクロギ)
北海道南部~沖縄の温帯下部・暖帯・亜熱帯に生息、山野や原野に多くはえる。
葉は互生で、菱形に近い卵形をし、縁は波状の鈍鋸歯がある。5~6月に白い花を付ける。 建築材、器具材として使われ、果皮にサポニンを含み洗濯や魚取りに使われた。実を噛むと「えごい(えぐい)」ことからエゴノキ、別名のロクロギはロクロ細工に使われるという意味。
画像:ムクロジ
ムクロジ(ムクロジ科)
落葉高木。
本州(中部以西)関東~沖縄,済州島、台湾、中国、ネパールの暖温帯、亜熱帯に分布。葉は偶数羽状複葉。材は器具材になり、果皮はサポニンを含み石けんの代用とされた。英名もsoup treeという。石けんとしては良質で,絹でできた布を洗うのに使われた。種子は硬く羽根突きの玉に用いられた。漢字の無患子は子どもが患うことがないようにという意味。学名のSapindus mukurossiの前半はラテン語のsapo(石けん)およびindicus(インド)の2語からなるなり、後半は日本語のムクロジから取られた。
画像:トチノキ
トチノキ(ムクロジ科)
落葉高木。
北海道、本州、四国、九州の冷温帯に自生。街路樹、公園樹としても植栽されている。葉は対生で掌状複葉。小葉は5~7片で長さ20~30cm。建築材、器具材になり、種子は渋を抜いてトチ餅として食用になる。種子にはサポニンを含み石鹸として使われた。
 
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